永久 fallback ライセンスとは何ですか？その使用方法は？
2015 年 11 月 2 日付けで、JetBrains は IDE と .NET ツールの永久ライセンスの販売を終了しました。 ただし、年間サブスクリプションの場合、または月間サブスクリプションで期日通りの支払いを 12 か月間完了した場合は、永久 fallback ライセンスを取得することができます。 2015 年 11 月 2 日より前に購入したライセンスは、無期限で有効なままとなります。
永久 fallback ライセンスとは？
永久 fallback ライセンスは、JetBrains のサブスクリプション体系の 1 つです。 有効なサブスクリプションが終了した場合でも、特定のソフトウェアバージョンを無期限で使用することができます。 たあし、新しいバージョンにアップグレードするには、サブスクリプションを購入するか更新する必要があります。
PyCharm と IntelliJ IDEA では、有効なサブスクリプションの期間が終了すると無料の基本機能に切り替えるオプションも提供されています。 詳細については、サブスクリプションベースのライセンスモデルをご覧ください。
永久 fallback ライセンスの仕組み
永久 fallback ライセンスはどの製品に含まれますか？
永久 fallback ライセンスは JetBrains IDE と .NET ツールのサブスクリプション、および All Products Pack と dotUltimate サブスクリプションに含まれます。 一部の有料プラグインでも永久 fallback ライセンスが提供されています。 プラグインにこのライセンスが含まれるかどうかを確認するには、JetBrains Marketplace に記載の価格情報をご覧ください。
永久 fallback ライセンスの対象者
年間サブスクリプションを購入した場合、または月間サブスクリプションを 12 か月間更新し続けた場合は、12 か月分のお支払いが完了した時点で永久 fallback ライセンスを取得できます。 このライセンスでは、サブスクリプションを開始した時点で提供されていたツールの最新のメジャーバージョンを使用し続けることができます。
サブスクリプションを 12 か月連続維持しなかった場合、永久 fallback ライセンスは受け取れません。 1 年以内にサブスクリプションをキャンセルしたリ、ダウングレードしたりした場合も同様です。 たとえば、All Products Pack を単体製品ライセンスにダウングレードした場合、永久 fallback ライセンスは受け取れません。
永久 fallback ライセンスはどの製品バージョンに適用されますか？
JetBrains ツールのサブスクリプションを 12 か月間連続して維持した場合、サブスクリプションが開始した時点で提供されていた最新のメジャーバージョンに対する永久 fallback ライセンスを取得できます。 このライセンスはすべてのマイナーリリースにも適用されます。
たとえば、年間サブスクリプションを購入し、その時点で提供されていたメジャーバージョンが v.2024.2 であったとします。その年間サブスクリプションが終了すると、v.2024.2 から 2024.2.7 までのすべてのリリースに対して永久 fallback ライセンスが付与されます。
サブスクリプションの継続期間が 12 か月未満の場合
この場合、12 か月間連続してサブスクリプションを維持しなかったため、永久 fallback ライセンスの対象となりません。
12 か月後にサブスクリプションを終了した場合
この場合、12 か月間連続してサブスクリプションを維持したため、永久 fallback ライセンスの対象となります。 ライセンスは、サブスクリプション開始時点で提供されていた v.10.1 と、そのマイナーバージョンである v.10.1.1 と v.10.1.2 に適用されます。
月間サブスクリプションの継続期間が 12 か月以上の場合
この場合、連続 12 か月後に最初の永久 fallback ライセンスが付与されます。 ライセンスは、サブスクリプションの開始時点で提供されていた v.10.1 と、そのマイナーバージョンである v.10.1.1 と v.10.1.2 に適用されます。サブスクリプションを維持し続ける限り、永久 fallback バージョンは毎月更新されます。 サブスクリプションを終了した時点で、v.10.2 とそのマイナー バージョンにも 12 か月連続の条件が該当するため、v.10.2 とそのマイナーバージョンにも適用されます。
年間サブスクリプションから月間サブスクリプションに切り替えた場合
この場合、連続 12 か月後に最初の永久 fallback ライセンスが付与されます。 ライセンスは、サブスクリプション開始時点で提供されていた v.10.1 と、そのマイナーバージョンである v.10.1.1 と v.10.1.2 に適用されます。連続 5 か月間の月間サブスクリプションを継続したため、v.10.2 とそのマイナーバージョンにも適用されます。これは 12 か月連続の条件が該当するためです。
現在の fallback バージョンを確認する
ライセンス所有者の場合
現在のサブスクリプションで利用できる fallback バージョンを確認するには、以下を行ってください。
- JetBrains Account にログインします。
- メインページで必要なサブスクリプションを探し、Fallback ver.（fallback バージョン）セクションに表示されているバージョンを確認します。
Organization または Team 管理者の場合
| 🔒 次の権限が必要です: Organization 管理者または Team 管理者。 |
組織のサブスクリプションの 1 つで利用できる fallback バージョンを確認するには、以下を行ってください。
- JetBrains Account にログインします。
- 左のメニューで、Organization（組織）またはTeam（チーム）の名前をクリックします。
- ページの上部に表示される合計ライセンス数の下にある View licenses をクリックします。
- 必要なライセンスを探し、Fallback/Covered ver.（fallback/対応バージョン）列に表示されているバージョンを確認します。
永久 fallback ライセンスを有効化して使用する
fallback ライセンス所有者の場合:
- JetBrains Account にログインし、fallback バージョンが記載されたライセンスを探します。
- fallback バージョン番号をクリックし、製品の専用ダウンロードページを開きます。 そして、希望するオプションの Download（ダウンロード）ボタンをクリックします。
- デバイスにより新しい製品バージョンが存在する場合は、fallback バージョンをインストールする前にアンインストールします。 または、Toolbox App を使用して、両方のバージョンを隣り合わせで維持することができます。
- fallback ソフトウェアバージョンをインストールし、以下のいずれかの方法で有効化します。
Organization または Team 管理者が fallback ソフトウェアバージョンを開発者に提供する必要がある場合:
| 🔒 次の権限が必要です: Organization 管理者または Team 管理者。 |
- 組織の JetBrains Account にログインし、fallback バージョンが記載されたライセンスを探します。
- fallback ライセンスがユーザーに割り当てられていることを確認し、fallback バージョン番号をクリックして、製品の専用ダウンロードページを開きます。
- ユーザーがソフトウェアのダウンロードとインストールを行えるように、ページへのリンクをコピーしてユーザーに送信します。