Space Cloud の請求モデル
要約
- Space Cloud は、Space 組織内の有効ユーザー数に基づいて請求されます。 アクティブユーザー数は、Freeプランから有償プランにアップグレードした場合、またはサブスクリプションプランに何らかの変更を適用した場合に、確認されて適用されます。
- アップグレードすると、サブスクリプション期間全体(1年または1か月)の現在のアクティブユーザー数に対して、基本サブスクリプションをお支払いいただきます。
- 支払うのはアクティブユーザーに対してのみです。 ユーザーが非アクティブになると、Space はそれを自動検出し、比例配分を一般クレジットとして返金します。 これらのクレジットは、追加ユーザー、リソースのオーバードラフト料金、またはサブスクリプションアップグレードのお支払いにご利用いただけます。
- サブスクリプションプランで定められた上限を超えるリソース(ストレージ、データ転送量、計算クレジット)を使用し、そのオーバードラフト分を翌月の始めに精算することができます。
- サブスクリプション期間中、いつでもユーザー数を追加することができます。その場合、比例配分額が翌月の始めにオーバードラフトとして請求されます。
支払日いつですか?
- Space はFreeプランからご利用開始いただけます。 有償プランへのアップグレードが決まるまで、お支払いすることも、お支払い方法を指定する必要もありません。
- 最初のお支払いは、有償プランをご購入いただいたときに行います。 Space は、Space 組織内のアクティブユーザー数に基づいて請求されるため、決済時に、Space 組織のアクティブユーザー数が確認されて適用されます。
- 新しいプランにアップグレードすると、サブスクリプション期間全体(1年または1か月)に対し、選択した有償プランに含まれる現在のアクティブユーザー数について基本サブスクリプションをお支払いいただきます。
- 便宜上、サブスクリプションは必ず月末に同期されます。そのため、最初の月の請求額は、通常の請求額より低くまたは高くないることがあります(計算方法に関する詳細をご覧ください)。
- プランは、サブスクリプション期間終了時に自動更新されます。
- 未払い額(追加ユーザーまたはリソースのオーバードラフト)は、翌月の始めに請求されます。
支払済みユーザー数以上にユーザーを追加するとどうなりますか?
支払い済みのサブスクリプション期間中いつでも、手動で、またはメールアドレスまたはサードパーティの認証情報を使ってユーザーに登録させることで、Space 組織にユーザーを追加することができます。
新しいユーザーの日割り料金が自動的に計算され、翌月の始めに、ほかのオーバードラフト料金と共に請求されます。 これらのユーザーについては、ユーザーが Space でアクティブである期間に対してお支払いいただきます。 新しいユーザーの基本価格は、サブスクリプション期間の始めに追加したユーザーの価格と同額です。
- 年支いの場合、その年の残りの日数の新しいユーザーの比例配分額が翌月の始めに請求されます。
- 月払いの場合、その月の残りの日数の新しいユーザーの比例配分額が翌月の始めに請求されます。
次に例を示します。
Space 組織のサブスクリプションがOrganizationプランであり、アクティブユーザーあたり月額 $25を支払っているとします。 そして、30日間の月の15日目に新しいユーザーを追加したとします。つまり、新しいユーザーは、その月、15日間のみアクティブということになります。 アクティブユーザーのサブスクリプションの比例配分額を、アクティブユーザー当たりの価格($25)を月の日数(30日)で割って計算すると、1日当たり$0.83となります。 そして、この価格に残りの日数(15日)を掛けると、比例配分額は$12.45となります。この金額は、翌月の始めに、指定したお支払い方法に請求されます。 |
サブスクリプションプランに含まれる量を超えるリソース(計算クレジット、ストレージ、データ転送量)を使用した場合、どうなりますか?
有償サブスクリプション期間中、オーバードラフトオプションが有効である場合、プランで提供されている量を超えるリソース(計算クレジット、ストレージ、データ転送量)を使用できます。 オーバードラフトは、翌月の始めに請求されます。 Space 組織のAdministration | Usage ページでいつでも現在のリソース使用状況を確認できます。またこのページでオーバードラフトオプションも設定できます。
オーバードラフトオプションは、Freeプランではご利用いただけません。
アクティブユーザーと非アクティブユーザーの定義は?
Space の請求をできるだけ公正に行えるよう、アクティブユーザーに対してのみ請求しています(サブスクリプションプランに応じ、必ず請求される一定の最低アクティブユーザー数が指定されています。詳細はこちらの記事をお読みください)。 ユーザーがアクティブとして認識されるには、Spaceクライント(ウェブクライアントやモバイルアプリ)で「内部アクション」を実行する必要があります。
さまざまなアクションが内部アクションとして考慮されます。たとえば、Spaceでのコンテンツ作成または編集、Gitリポジトリへのプッシュ、プロファイルの編集、チャットメッセージの読み取りなどです。
こういった内部アクションが実行されない状態が14日間連続したユーザーは、非アクティブユーザーとみなされます。
非アクティブまたは無効アカウントは請求にどのように影響しますか?
ユーザーが非アクティブになると、Space はそれを自動検出し、比例配分を一般クレジットとして返金します。 これらのクレジットは、追加ユーザー、リソースのオーバードラフト料金、またはサブスクリプションアップグレードのお支払いにご利用いただけます。
以下は、計算例です。
お客様は、10人のユーザーに対しTeam プランの月額サブスクリプションを契約しており、2020年11月1日に$100(10人 X $10)を支払ったとします。 11月15日、Space は、ユーザーの1人が退職したことを認識したとします(ユーザーが14日間内部アクションを実行しなかったため非アクティブになったか、11月15日に手動で無効化されたため)。 この場合、お客様には、12月1日に、11月の残りの15日分の比例配分額を一般クレジットとして返金されることになります。 アクティブユーザーのサブスクリプションの比例配分額を、アクティブユーザー当たりの価格($10)を月の日数(30日)で割って計算すると、1日当たり$0.33となります。 そして、この価格に残りの日数(15日)を掛けると、比例配分額は$4.95となります。 この金額は一般クレジットの形態でお客様のアカウントに返金され、翌月のサブスクリプションに使用されます。 |
一般クレジットによる、非アクティブユーザー分の比例配分額の返金は、ほかのオーバードラフト請求と共に、翌月の始めに支給されます。 年間サブスクリプションをご利用の場合、各月の非アクティブユーザー返金は、ユーザーが再びアクティブになったり、別のアクティブユーザーが非アクティブユーザーの枠を使用したりしない限り、翌月の始めに行われます。
非アクティブメンバーが再びアクティブになると、Space を使用することができます。 そのため、ユーザーがアクティブになった日から比例配分されたサブスクリプション費用が請求されるようになります(上記の説明を参照)。
アクティビティ | ステータス | アクション |
アクティブユーザーが14日以上 Space を使用していない(上記の説明を参照) |
非アクティブ | 請求期間の未使用部分に対し、一般クレジットが返金されます(比例配分) |
アクティブユーザーが管理者によって無効化された |
非アクティブ | 請求期間の未使用部分に対し、一般クレジットが返金されます(比例配分) |
非アクティブユーザーが管理者によってふたたび有効化された |
アクティブ | Space が変更を検出し、請求期間の残りの日数に対する比例配分額が請求されます(月間および年間プラン) |
非アクティブユーザーが Space の利用を再開した |
アクティブ | Space が変更を検出し、請求期間の残りの日数に対する比例配分額が請求されます(月額および年間プラン) |